3年前の思い出
昨年から大宮公園に賑わいを取り戻す活動の端っこの方でお手伝いをしているのですが、その一環で久しぶりにペンキを塗る機会がありました。
そういえば、3年前も同じように関わっていた園芸店の改修で同じようにペンキを塗っていたなぁと思い出しました。
元々は全国的にも有名なイングリッシュローズガーデンでとても優秀な人たちに恵まれて学ばせて頂きました。
しかし、経営が傾き倒産してしまい私は別の花屋で働き出したのですが、一年後にまた経営者を変えて再起するとお世話になっていたバラの恩師に声をかけられ、また同じ地に舞い戻りました。
そこから、心機一転新しいスタッフを抱えて再オープンしましたが、、それも上手くいかず一年ほどでスタッフを解雇し店を一旦閉めました。。
その時に行った改修が上記の写真です。
資金もなく、きちんと説明もなく解雇されたスタッフの気持ちに目を背けながら苦しくても前だけを見、どうしてもこの場所でかつての賑わいを戻したいと覚悟を決めて一生懸命でした。
が、そんなやる気も空回りし結局、経営者の方と喧嘩して半年後にあっけなく追い出されてしまいました。
何がいけなかったのか。
結局、会社ですからお金が回らなければ基本的に上手くいかないのは当然なのですが、あの時きちんと誠実な説明もなく解雇された罪のないスタッフの気持ちを考えると、やはりそれはいけない事だったと常々思います。
(とはいえ、私の会社ではありませんが)
お金も大事だけど、信頼がなければ何にも繋がりません。
人生の中で誰かを裏切ったとしてもやりたい事があって優先させる事もあるでしょうが、それもある程度の年齢を重ねて、、ましてや会社ですから良いか悪いかであれば悪いに決まってます。
いろいろ時間を経て今思うのは、損得ではなくやはり人の気持ちに寄り添った仕事をしたいなと思いました。
裏切ってでも痛い目に遭っても、何かを目指したい人はそれでそれで構いません。
が、私には向かないし出来ないなと最近よく思います。
人それぞれの使命について思いを巡らせる昨今です。
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